セキュリティゲート
セキュリティゲートは、スキャン結果を組織のセキュリティポリシーと照合し、通過・警告・失敗のいずれかで示すリリース判断の補助機能です。
単に「脆弱性が1件でもあれば失敗」とするのではなく、前回の成功したスキャンとの差分や例外の期限も評価します。

画面イメージ。判定、適用ポリシー、基準を超えた理由を確認します。
| 判定 | 意味 | 推奨する対応 |
|---|---|---|
| 通過 | 有効なポリシーの許容範囲内です | 通常のリリース手続きを続ける |
| 警告 | 警告条件に該当しています | 理由を確認し、担当者がリリース可否を判断する |
| 失敗 | 失敗条件に該当、または解析が不完全です | 原則として修正・再スキャン・例外承認のいずれかを行う |
評価される条件
Section titled “評価される条件”- 現在残っているCritical / High
- 前回までに無かった新規Critical / High
- 過去に解消した後、再び検出されたCritical / High
- 前回よりSeverityが悪化した脆弱性
- 有効期限を過ぎたリスク例外
- iOS / Android解析の失敗や、未解決の静的チェック候補による解析の不完全性
件数条件は「最大許容件数」を超えたときに該当します。たとえば最大許容件数が0なら、該当する脆弱性が1件以上あると警告または失敗になります。
前回スキャンとの比較
Section titled “前回スキャンとの比較”比較対象(ベースライン)は、同じアプリケーションで直前に少なくとも1つのプラットフォームが成功したスキャンです。
- 新規: ベースラインにも、それ以前の履歴にも無かった脆弱性
- 継続: ベースラインから引き続き検出されている脆弱性
- 再発: ベースラインでは解消していたが、それ以前の履歴に存在した脆弱性
- 解消: ベースラインにはあったが、今回検出されなかった脆弱性
初回スキャンにはベースラインがないため、現在の脆弱性は新規として扱われます。
ポリシーを選ぶ
Section titled “ポリシーを選ぶ”組織管理者が「組織」→「一般」のセキュリティポリシーで設定します。

組織のデフォルトポリシーを決め、必要なアプリだけ個別ポリシーへ切り替えます。
- まずプリセットの標準を組織のデフォルトとして運用する
- 厳格なリリース基準が必要なアプリは、アプリ編集画面で厳格を選ぶ
- 独自基準が必要なら、プリセットをもとにカスタムポリシーを作る
- 数回のスキャン結果を見てから、最大許容件数と判定を調整する
| プリセット | 使いどころ |
|---|---|
| 厳格 | Critical / Highや悪化を原則失敗として止めたい |
| 標準 | Criticalは失敗、Highや悪化は警告として段階導入したい |
| 監視のみ | まず判定傾向を観測し、リリースを止めずに導入したい |
ポリシーを更新するとリビジョンが増えます。各スキャンには評価時のポリシーとリビジョンが保存されるため、後から「どの基準で判定したか」を追跡できます。
失敗したとき
Section titled “失敗したとき”- 判定理由と対象件数を確認する
- 該当する脆弱性を開き、根拠と影響を確認する
- 修正できる場合は修正して新しいバイナリをスキャンする
- 修正しない合理的な理由がある場合は、リスク例外を申請する
- 解析が不完全な場合は、失敗したプラットフォームや静的チェックを解消して再スキャンする
例外を承認しても、過去のスキャン判定は書き換わりません。次のスキャンで改めて評価されます。